150万円も掛かるの?住宅を購入する時に発生する「諸費用」とは?

高崎市のランドマーク不動産の戸矢です。こんにちわ!

前回に引き続き、住宅ローンにおける諸費用について書き出してみようと思います。



■諸費用 諸費用 っていうけど、具体的にどんなもの?


我々不動産業界の人たちは専門用語に慣れてしまっていますので、ついつい一般のお客様をおいてけぼりにしてしまう事があり、申し訳なかったな。。と思い返しては反省する時もあります。


住宅を購入する上で、必ず費用が上乗になります。

購入する物件にもよりますが、概算で100~150万円程度の費用が、住宅の価格とは別に発生します。



「そんなに頭金準備してないよ!」という方は経験上9割です。特に若い人ほどその傾向は多いので、ご心配なさらず。

購入の話が大方まとまってから、「不動産の代金と、あと諸費用が必要ですね〜」とサラっと出てきますので、ビックリするのも無理はありません。
※私は早めに伝えますよ


では、どんなものが諸費用として掛かるのでしょうか?





■住宅を購入する際の諸費用とは?



「保証料」

借りた人が万が一ローンを払えなくなってしまった場合に、貸し出した銀行が、取りっぱぐれの無いように、保証協会に支払う保証料です。
貸し出した銀行は、万が一の際には保証協会から借入額の一部のお金を貰えるので、取りっぱぐれが少なくなります。
平均35〜50万程度。
職業属性なども加味されますが、トラックドライバーなど危険な職業の方は、保証料が高くなる傾向にあります。
その保証料は貸出銀行ではなく、住宅を購入する人が支払います



「印紙代」

銀行との契約書に貼る印紙代などです。通常2〜3万円程度です。



「住宅の火災保険」

火災保険に入る事を借入条件の必須項目としている金融機関も多いです。
短期でとりあえずかけておくのであれば、5万円程度から掛けられます。
※住宅ローンを使う方は、融資予定の銀行さんから「最低何年は掛けてください」とか「融資期間いっぱいまで掛けてください」などの指定があります。

一般的には
【燃えやすい】在来工法(木造) > 2x4工法(木造) > プレハブ工法(軽量鉄骨造)【燃えにくい】
 の順に保険料も安くなります。

長期で火災保険を掛けると初期コストは掛かるものの、その分、長期割引が適用されますので、年で慣らすと安くなります。

保険内容にもよりますがおおよそ40〜50万円です。
※最近は震災の影響などで保険料も上昇傾向にあります。



「保存登記料」
司法書士さんに、法務局で「前所有者□□さん >>> 新所有者〇〇さん」と法的に所有権を保存してもらう費用です。
この保存登記をしないと、代金を払っても、前の人の名前のままになってしまいます。

建物の大きさなどにもよりますが、通常20~35万円前後です。



新築分譲住宅を買われる方


「水道加入金と下水負担金」

市町村によって値段が違いますが、一般住宅の敷地に引き込んだ上水道管の太さによって13万円〜15万円程度が掛かります。これは購入される方(=利用されるお客様)が支払い

いわゆる本下水を利用すると、負担費用として2-3万円+年間3〜4000円程度の地域が多い様です。

中古住宅の場合は、前の方の権利を引き継ぐ形になるので、不要の事が多いです。



おまけ:  現金ポン!で買う人は?

最近は滅多にいらっしゃいませんが、現金一括で買われる方は、銀行ローンも使いませんし、火災保険も任意になりますから、保存登記の費用と印紙代のみになります。



■諸費用分の準備が難しい人はどうしてる?


別口でカードローン会社の提供する諸費用ローンが組めます。
もしくは、
銀行で本体代と一緒に、諸費用部分も見込んだ上での借り入れる事も可能です。


一般的にはカードローン会社の提供するプランのほうが金利は高いですが、
諸費用として借入れする額が小さいために、
住宅ローンと併用したほうが結果的に返済額が安くなる事もあります。


ケースバイケースになりますので、あらかじめご相談ください。


なるべく簡単に書き出してみました。
少しでもご参考になれば幸いです。

それでは〜

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